事業再生の「道」 デルタ経営コンサルティング

元メガバンク行員。天職を求め続けた会社人生を終え、人生の第二ステージを始めました。06年10月独立、起業。日々まさに「事上磨錬」と実感する闘いの模様やぼやきなどを記します〔認定事業再生士(CTP)・中小企業診断士・証券アナリスト協会検定会員〕

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参考図書他

  • スティーヴン・ハンター: 黄昏の狙撃手(上)(下)
    シリーズ何作目か忘れましたが、日本であり得ない活劇となった後は地元アメリカの物語となりました。最近の作品はある意味作者が何にインスピレーションを受けたか分かりやすいのですが、こいつはナスカーレースが舞台です。そこと無理矢理事件を結びつけたりと色々強引な気もしますが、それはそれ、ますます痛々しい主人公が昔取った杵柄でばさばさ悪を砕いていくのは分かりやすい展開です。終わり方はいかにも次回に続くという感じで、次は何にインスパイアされて作品が描かれるのでしょうか。 (★★★)
  • フランク・シェッツィング: 深海のYrr(上)(中)(下)
    ドイツで記録的なベストセラーとなった作品。ダ・ヴィンチ・コードとセールスランキングを争ったそうですが、個人的にはダヴィンチコードの方がおもしろかったかも。本件は敵?が強大過ぎて登場人物も多くなってしまい、カタカナ登場人物名を覚えるのが苦手な私にとっては「これ、誰だったっけ」の連続でやや苦痛を感じました。視点が広過ぎるのではないでしょうか。ただ、テーマ性は非常に強く、興味深い切り口です。人間はたいした存在ではなく、また永遠の栄華を享受する立場でもない、という主張は全くその通りだと思いますし、宗教の矛盾にも納得できます。それにしても、リアリティを持たせるために膨大な取材と研究を行ったことが伺え、知的好奇心をそそる内容です。そういう所がヨーロッパ受けしたのかも。最後の辺りの終わり方がイマイチ気に食わなかったというのも本書の評価を星3つした理由です。映画化されるそうですが、2時間やそこらで描ける内容とも思えず、静かなテーマ性、深海の沈黙も損なわれそうです。ドンパチ系の違うテイストの映画になってしまうのでは。最後にふと思いましたが、ジブリっぽくいけば感動作になるかも。 (★★★)
  • 神永学: 心霊探偵八雲 SECRET FILES 絆
    シリーズ5作目がやたら中途半端な推理小説となってしまい今後を心配していましたが、主人公の過去を語るという体裁の中で元々のスタイル(ヒューマンドラマ)が帰ってきたように思います。素直に読める分、読後感も良かったです。まあ、6巻も読んでみるか、そんな感じでしょうか。 (★★★)
  • 松岡圭祐: 千里眼 キネシクス・アイ(上)(下)
    相変わらずのエンターテイメントぶりですが、今回は人的千里眼対デジタル千里眼とでも言うべき対決の構図が非常におもしろく、どうやって解決すんねん、と思わせました。案外最後はあっけないのですが、全般的にクラシックシリーズののりが帰ってきたように思いました。色々な場面で、「こいつは伏線やな」「こいつあれちゃうん」等邪推しながら読むとより楽しめますね。 (★★★)
  • 真保裕一: 栄光なき凱旋(上)(中)(下)
    第二次大戦時の日系アメリカ人の苦悩・戦場を描いた小説です。設定的に重くなるのは当たり前、なのですが、国家とは何か、民族とは何か、戦争の意義とは何かといったことを考えてしまう内容であることに加え、それぞれ葛藤や悩みを抱えた登場人物の織り成すドラマが終盤に静かな感動を生む、そんな展開です。楽観でもなく悲観でもなく、ただ現実を見つめて歯を食いしばって生きる、そんなテーマ性を感じました。題名については、こういう展開なのか?と想像はしたものの案外展開は予想を裏切り、読後始めて「よく考えられた題名だな~」と思いました。深読みし過ぎかもしれませんが、最終エピソードのための題名だととらえた場合、読後の余韻が増幅されるような気がしました。この著者はマニアックな取材で有名ですが、本件は全くそれを浮ついた所なく全体の構成に生かしているあたり、円熟というかプロ意識を感じました。 (★★★)
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