今日新聞で報道されてた掲題の件ですが、「まだこの話は死んでいなかったのか…」と複雑な気持ちで受け止めました。更に、3セクが対象になるとかならんとかで政治的駆け引きがなされているようで、バカバカしさ満載です。
確かに「中堅企業をどうする?」と言う問題はあり、どうしても再生支援協議会の手に余る規模の案件があったのは事実です。また、債権買取機能がないため、再生支援協議会の役割も調整にとどまっていたという面もあります。
しかし、お上の方針返還で究極的には超リスケでもなんとか検査はクリアできる(本質的には先送りですので感心しませんが)金融環境となっている昨今、どのように使うのだろうかと疑問に思いました。例えばメインバンクがやる気満々で持ち込んでも、他行がそこまで血を流す必要ないのでは…としり込みするケースも考えられます。優秀なスタッフを雇うのかもしれませんが、産業再生機構発足当時の銀行と政府の戦い(検査を厳しくして銀行を追い込み、嫌がるメガバンクに無理やり持ち込ませた)と同様の駆け引きが、今回は相当長引くおそれがあります。今回はお上自身が債務者に優しくあれ!と銀行を検査している倒錯した状況ですので…。
また、3セクについては、WTCのケースのように私的整理(特定調停)ではおぼつかず、法的整理をするしかない(それでも引き取り手が現れるのか疑問がありますが)ということがはっきりしつつあり、政治的駆け引きに関係なく持ち込む意味は薄れているでしょう。
個人的には、メインバンクも含めた債権買取+出資(設備資金)のパッケージでマネー供給の隙間を埋めていただくのが一番ありがたいです。おそらくカットアンドゴーでもやれるという金融機関はもう存在しないでしょうから(某メガバンクは最後は何でもありでした。それはそれで問題含みなのでしょうけど)。ファンドも手足を縛られているようですし…。
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